予防治療の重要性とは?健康の歯を守るための治療

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予防治療の重要性とは?健康の歯を守るための治療

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皆様は、「歯医者に行くのは虫歯や歯茎のトラブルが起きたとき」と考えていませんか?日本では、このような考え方が一般的ですが、実は先進国の多くでは異なる意識が根付いています。特に北欧では「予防治療」の概念が浸透しており、歯の健康を守るために定期的に歯科医院を訪れることが当たり前とされています。

 

日本では、痛みや違和感を覚えてから歯科医院を受診する方が多いですが、それではすでに症状が進行している可能性が高くなります。虫歯や歯周病は、重症化すると歯を失うリスクがあり、治療に時間や費用がかかることも少なくありません。そのため、痛みを感じる前に「予防治療」を行い、歯の健康を守ることが重要なのです。

 

本記事では、「痛くなってから歯医者に行く」は間違いなのか、予防が重要な理由、そして歯の健康を守るための予防治療について詳しく解説していきます。

 

▼「痛くなってから歯医者に行く」は間違い?

 

日本では、歯科医院を「治療する場所」と考える方が多く、歯が痛くなってから受診することが一般的です。しかし、北欧などの口腔衛生の先進国では、歯科医院は「予防のために通う場所」として認識されています。

 

例えば、スウェーデンでは幼少期から定期的に歯科検診を受ける習慣があり、大人になっても予防のために歯科医院を訪れることが当たり前となっています。その結果、スウェーデンでは虫歯や歯周病の発症率が低く、高齢になっても自分の歯を多く残すことができるのです。

 

一方、日本では「痛くなってから歯医者に行く」という考えが根強く、結果として虫歯や歯周病が進行してから治療を受けるケースが多くなっています。症状が悪化すると、治療に多くの時間と費用がかかるだけでなく、歯を削る必要が生じることもあります。さらに、重症化すれば抜歯が必要になり、最終的にはインプラントや入れ歯といった治療が必要になることもあります。

 

このような事態を避けるためには、北欧諸国のように「予防治療」を重視し、定期的に歯科医院を訪れることが大切です。日本でも、予防の意識を高めることで、健康な歯を守ることができるでしょう。

 

▼予防が重要な理由

 

◎口腔疾患は自然に治らない

 

虫歯や歯周病は、一度発症すると自然に治ることはありません。特に虫歯は、進行すると歯を削る治療が必要になり、削った歯は元には戻りません。これは、虫歯が歯のエナメル質や象牙質を破壊し、細菌が歯の内部に侵入することで感染が広がるためです。また、歯周病は歯を支える組織や骨を徐々に破壊するため、放置すると歯の喪失につながります。重症化すれば外科的な治療が必要となり、回復に時間がかかるだけでなく、元の状態に戻すことが困難になります。

 

◎初期段階では自覚症状が少ない

 

虫歯や歯周病は初期段階では痛みを感じにくい病気です。特に歯周病は「沈黙の病気」とも呼ばれ、気づいたときにはすでに重症化していることが多いのが特徴です。初期の歯周病では、歯茎の腫れや出血が見られることがありますが、痛みを感じないために放置されがちです。進行すると歯茎が後退し、歯がぐらつき始め、最終的には歯が抜け落ちることもあります。定期的な歯科検診を受けることで、早期発見が可能になり、進行を防ぐことができます。

 

◎重症化すると歯を失うリスクが高まる

 

虫歯や歯周病が進行すると、歯の保存が難しくなり、最終的に抜歯が必要になることがあります。歯を失うと、噛み合わせのバランスが崩れ、残った歯に負担がかかります。その結果、他の歯も動揺しやすくなり、さらに歯を失うリスクが高まります。また、咀嚼機能が低下すると、食事の楽しみが減るだけでなく、消化吸収にも影響を与えるため、全身の健康にも悪影響を及ぼします。

 

◎歯周病と全身疾患の関係

 

近年の研究では、歯周病が糖尿病や心血管疾患、誤嚥性肺炎などの全身疾患と深く関わっていることが明らかになっています。特に糖尿病患者は歯周病のリスクが高く、逆に歯周病が糖尿病を悪化させることも指摘されています。また、歯周病によって歯茎の炎症が慢性化すると、血管を通じて炎症性物質が全身に広がり、動脈硬化や心筋梗塞のリスクを高めることが報告されています。したがって、歯の健康を守ることは、全身の健康維持にもつながるのです。

 

◎予防が最善の治療

 

虫歯や歯周病の最良の治療法は、「発症させないこと」です。発症してしまうと、治療には時間や費用がかかり、場合によっては不可逆的なダメージを受けることになります。予防治療を徹底することで、これらのリスクを最小限に抑えることができます。毎日の適切な口腔ケアに加え、定期的な歯科検診を受けることで、口腔疾患の早期発見・早期対応が可能になります。

 

▼歯の健康を守るための予防治療

 

◎定期的な歯科検診

 

予防治療の基本は、定期的な歯科検診です。歯科医院での検診を受けることで、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療が可能になります。特に、歯周ポケットの深さの測定やX線検査を行うことで、目に見えない部分の異常も早期に発見することができます。

 

また、歯のクリーニングを受けることで、日常の歯磨きでは落としきれない歯垢や歯石を除去し、口腔内を健康な状態に保つことができます。特に、歯石は細菌の温床となり、歯周病を引き起こす原因となるため、定期的に専門的なクリーニングを受けることが大切です。

 

◎フッ素塗布とシーラント処置

 

フッ素は歯を強くし、虫歯を予防する効果があります。特にお子様の場合、定期的なフッ素塗布を行うことで、虫歯になりにくい歯を育てることができます。成人の方でも、フッ素を活用することで歯の再石灰化を促し、虫歯の進行を抑えることができます。

 

また、奥歯の溝の部分は虫歯になりやすいため、小児歯科ではシーラント処置が推奨されます。シーラントは歯の溝を樹脂でコーティングすることで、汚れが溜まりにくくし、虫歯のリスクを軽減します。特に歯の生え始めたばかりのお子様には有効な予防法です。

 

◎ブラッシング指導

 

日々の歯磨きも重要な予防治療の一つです。正しい方法で歯を磨くことで、虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。特に、歯と歯茎の境目を意識して丁寧にブラッシングすることがポイントです。歯ブラシの選び方や歯磨き粉の成分にも注意し、フッ素入りの歯磨き粉を活用することで歯を強くする効果が期待できます。

 

また、デンタルフロスや歯間ブラシを併用することで、歯と歯の間の汚れもしっかり除去しましょう。歯と歯の間は通常の歯ブラシでは清掃が難しく、ここにプラークが溜まることで虫歯や歯周病のリスクが高まります。そのため、毎日のオーラルケアには、補助的な清掃器具を取り入れることが推奨されます。こうした正しい口腔ケア方法は、予防歯科のブラッシング指導で学べます。

 

▼まとめ

 

「痛くなってから歯医者に行く」という考え方は、歯の健康を守るうえで大きなリスクを伴います。虫歯や歯周病は自然に治ることがなく、症状が進行すると治療が困難になるだけでなく、最終的には歯を失う原因にもなります。

 

北欧のように「予防治療」を意識し、定期的な歯科検診や日々の口腔ケアを徹底することで、健康な歯を守ることができます。草加市のタケノコ歯科・矯正歯科クリニックでは、皆様の歯の健康を守るために、適切な予防治療を提供しております。ぜひ、定期的な検診を受け、いつまでも健康な歯を維持しましょう。

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