齢の文字の由来
年を表す「齢」の字は、諸説ありますが、食べ物をとどめておく「歯」に「等間隔に並ぶ」という意味と、「レイ」という読みを持つ「櫺」という字を組み合わせた字だと言われています。
歯は年齢の推定に使われる
現在の法歯学でも利用されていることからも分かりますが、歯を見るとその人の年齢などをおおよそ判断出来ると言われています。(もちろん、専門的な知識は必要ですが…。)
また、馬の年齢を推定するのに歯の摩耗具合(減り具合)を参考にすることから、自分の年齢を謙遜して言う時には「馬齢」という言葉を使います。昔の馬は、歯のすり減りが激しいと、年を取ったと見なされ、兵馬としては利用されなくなっていたようです。
歯が少なくなると老けて見える?
人間も、歯の本数が減る、もしくは歯がすり減ってくると、顎の噛み込みが深くなり、ほうれい線が目立つようになります。また、食事が上手く出来なくなることで栄養不足になる方もいらっしゃいます。そうしてだんだん身体が衰え、弱々しくなってくることから、「齢」は「よわい」と読むようになったという説もあるのです。
プロのケアで予防を!
歯のすり減りや、歯が抜ける原因となる歯周病や虫歯は、しっかりと歯磨きをして、歯医者さんのプロフェッショナルケアを受けることで、ある程度管理することができます。弱々しく「齢」を重ねたくない方、ぜひ一度お口の中をチェックしてみませんか?