皆さんは、毎日のオーラルケアで歯間ブラシを使っていますか?歯間ブラシは、歯と歯の間の汚れを取り除く上で非常に有用な器具なので、必要に応じて使用することが推奨されます。今回はそんな歯間ブラシについてわかりやすく解説します。
▼歯間部の汚れは歯ブラシで取り除けない
おそらく、大半の人は口腔ケアで歯ブラシのみを使っていることでしょう。そもそもオーラルケアにかけられる時間も限られているので、歯ブラシによるブラッシングでさえ1~3分で終わらせる人がほとんどです。けれども、それではプラークフリーな状態を作ることは不可能です。なぜなら、歯と歯の間の汚れは歯ブラシできれいに取り除くことができないからです。
▼磨き残しの多くは歯間部です
定期検診などで歯垢の染め出し検査を受けるとわかりますが、磨き残しの多くは歯間部に集中しています。そのため、歯と歯の間であり「隣接面(りんせつめん)」の虫歯も多くなっており、十分な注意が必要です。そこで有用なのが歯間ブラシですね。
▼歯間ブラシを使うメリット
歯間ブラシを用いれば、歯と歯の間の汚れを効率良く、かんたんに除去することができます。いろいろなサイズの歯間ブラシが販売されていますので、ご自身の歯間距離に合ったものを選ぶようにしてください。ちなみに、一番小さなサイズの歯間ブラシも入らない場合は、デンタルフロスを使用しましょう。デンタルフロスなら、歯間距離が極端に短くても無理なく挿入することができます。
▼若い人はデンタルフロスの方がいい?
歯間距離は、年齢が高くなるにつれて広がります。ですから、お子さまや若い人は、歯間ブラシよりもデンタルフロスの方が適していることでしょう。もちろん若くても、もともと歯間距離が広いこともありますので、あくまでご自身の歯列の状態に適したものを選ぶことが大切です。
▼まとめ
このように、歯と歯の間の汚れは歯ブラシでは落とせませんので、歯間ブラシやデンタルフロスといった補助的清掃器具を併用するようにしてください。