毎日、口にする食品によって、私たちの歯のコンディションは大きく変化します。とくに歯が発育途上にあるお子さまに関しては、できるだけ歯に良い食べ物を選ぶことが大切です。
▼硬い食べ物は歯に良い？悪い？
歯やお口の中が健康な人であれば、硬い食べ物は歯に良い影響を与えます。もちろん、硬すぎる食べ物は歯に良くありませんが、適度な硬さを備えた食べ物は、顎の筋肉や骨に良い刺激を与えるからです。例えば、入れ歯になって硬いものを食べられなくなると、顎の骨や筋肉が痩せていきますよね。成長期のお子さまであれば、それらの発育を妨げてしまうため十分注意が必要です。つまり、軟らかいものばかり食べていると、お口や身体に悪い影響が及んでしまうのです。
▼歯に良い栄養素について
歯の発育や健康状態の維持を意識する場合は、カルシウムやビタミンが豊富に含まれている食品を積極的に摂るようにしましょう。具体的には、チーズやヨーグルトといった乳製品にはカルシウムが豊富に含まれています。ビタミンAはほうれん草やレバー、ニンジン、ビタミンDはさんまや鮭などの魚介類から効率良く摂取することができます。
▼歯に悪い食べ物は「糖質」です
歯に悪い食べ物の代表は、砂糖を多く含んだお菓子やスイーツです。パスタやご飯、パンなども炭水化物であり、糖質の一種である点にご注意ください。また、お口の中を酸性に傾けるような食品も避けるようにしてください。最もわかりやすいのが清涼飲料水です。とくスポーツドリンクは、水分補給のために何度も口にすることがあるので、虫歯のリスクを大きく上昇させます。
▼まとめ
このように、歯にとって良い食べ物と悪い食べ物というのは、わかりやすく分類できます。いつまでも健康な歯で食事を楽しみたいのであれば、歯により食品を選ぶようにしましょう。当院までご相談いただければ、歯の発育に良い食べ物・飲み物なども詳しくご説明します。生えたばかりの歯はまだまだ未成熟なので、小さなお子さまには、歯の発育に良い食品を食べさせてあげてください。