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お口の乾燥は何が悪い?ドライマウスの原因は?

  • 歯のまめ知識

お口の中が乾燥することは“百害あって一利なし”ですが、具体的に何が悪いのかは少しわかりにくいですよね。ここではそんな口腔乾燥に伴うデメリットやリスク、原因についてわかりやすく解説します。

▼お口の乾燥によるデメリット

◎細菌が繁殖しやすくなる

正常な人のお口の中は、適度な唾液が分泌されて、常に湿度100%の状態が保たれています。唾液には細菌を殺す作用やその活動を抑える作用が期待できるので、自ずと細菌の繁殖も抑えられます。何らかの理由で口腔乾燥が起こると、そうした唾液の殺菌作用・抗菌作用が弱まり、細菌の繁殖が活発化してしまうのです。

◎口臭が強くなる

細菌が繁殖し、盛んに活動すると、口臭の原因となる物質をたくさん作る用になります。最も注意すべきなのは歯周病菌が作り出す「メチルメルカプタン」と呼ばれるガスで、これは“腐った玉ねぎ”のような臭いを放ちます。舌の表面に形成される舌苔(ぜったい)でも口臭の原因物質は作られます。

▼お口の乾燥の原因

お口が乾燥する原因は、主に次の3つが挙げられます。

◎口で呼吸をしている

口呼吸をしていると、空気が常に口腔を通過するので、お口が乾燥します。鼻には天然の加湿器とも呼べる仕組みが備わっているので、鼻呼吸をしている場合は口腔乾燥が起こりません。

◎唾液の分泌量が低下している

加齢や病気などの理由で唾棄線の活動が低下し、唾液の分泌量が減っているとお口も乾燥します。唾液腺の機能の衰えは、唾液腺マッサージなどで改善できることが多いです。

◎歯並びが悪い

極端な出っ歯や開咬(かいこう)といった歯並びの乱れがあると、唇が閉じないことが多いです。普段から口が開いた状態となるため、ドライマウスを引き起こします。

▼まとめ

このように、お口の乾燥は細菌の繁殖を促し、虫歯・歯周病のリスクを上昇させるため要注意です。お口の健康を維持するためにも、口腔乾燥は避けるようにしてください。

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