虫歯を予防するために必要となる歯磨きの回数やタイミング、ブラッシング方法などは歯科医院でも教わりますが、どの順番で磨けば良いのかは知らない方も多いですよね。そもそも正しい順番があるのかも疑問ではないでしょうか。そこで今回は、歯磨きの順番についてわかりやすく解説します。
▼明確な順番は決まっていない？
結論からいうと、歯を磨く順歯というのはとくに決まっていません。歯科医師や歯科衛生士の教科書にも、どの順番で歯を磨いたら良いのかは記載されていないのです。そのため、歯を磨く順番に正解はないといえます。ただし、磨き残しがないようにブラッシングしなければならないので、最低でもひとつ意識すべきことがあります。
▼自分なりの順番を決める
毎日気分によって磨き始める位置を変えていたら、磨き忘れも増えてしまいます。そこで重要となるのが自分なりの順番です。例えば、右上の奥歯からスタートして、左上の奥歯まで磨き、続いて左下の奥歯から右下の奥歯まで磨く、と決めておけば磨き忘れることもなくなります。そうして一方向で磨き順番を決めておくと、その都度考えたり迷ったりして時間をロスすることもなくなりますよ。
▼定期検診を受けて磨き方をチェックしてもらおう！
歯磨きの順番に正解はないといいましたが、それでもやはりご自身にあった磨き方を探すのはなかなか難しいものです。そこで有用なのが歯科で受ける定期検診・メンテナンスです。検診では歯磨きのプロフェッショナルである歯科衛生士が磨き残しの多い部位などをチェックしてくれます。その際、歯磨きの順番についても相談することで、ご自身にとって最善といえる口腔ケア方法が見つかりますよ。大切なのは効率良くプラークフリーな状態を作ることです。
▼まとめ
このように、歯磨きをする順番は決まっていませんが、患者さまそれぞれに正解があるといえます。その正解を探すためにも定期検診でブラッシング指導を受けましょう。