うがいは、いろいろな場面で推奨されていますが、お口の健康にどのような効果が見込めるのか、詳しく知りたいですよね。
▼風邪・インフルエンザ予防
風邪やインフルエンザといった感染症は、主にお口を経由して病原体が身体の中へと侵入します。ですから、毎日こまめにうがいをすることは、風邪やインフルエンザを予防する上で、非常に大きな効果を発揮するといえます。
▼虫歯・歯周病も細菌感染症です
お口の病気の代名詞ともいえる虫歯・歯周病も細菌感染症の一種であり、うがいによってその効果は高まります。マウスウォッシュを使ってうがいをすると、より効率良く病原体を取り除けます。
▼口臭予防にも効果があります
口臭が発生する主な原因は、口内細菌です。とりわけ歯周病菌が産生する「メチルメルカプタン」というガスは、強烈な臭いを放つことから口臭が気になりやすくなります。小まめにうがいをすることで細菌の繁殖が抑えられ、口臭の予防につながります。
▼歯磨きできない時はうがいだけでも行いましょう
歯磨きは、毎食後行うのが理想ですが、学校や職場などブラッシングするのはなかなか難しいですよね。そんな時にうがいをすることで、お口の健康を保ちやすくなります。その際、マウスウォッシュを使うにしても、お口に含むのは少量に控え、ブクブクと音を立てず静かにうがいすることをおすすめします。出先では、口腔ケアのエチケットを守ることも極めて重要です。ただし、うがいはあくまで補助的なケアであり、歯ブラシによるブラッシングが最も重要である点にご注意ください。
▼まとめ
このように、うがいは手軽に行える口腔ケアですが、それによって得られる効果は極めて多いです。風邪やインフルエンザ、虫歯、口臭などを積極的に予防したい場合は、こまめにうがいしていきましょう。コロナ禍においてしっかりとした感染対策が求められる中、うがいの効果・意義を改めて見直してみるのも良いかと思います。